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エアコンの暖房は、、、

エアコンの暖房は、冷房に比べ外気温度とエアコンの設定温度の差が大きいので暖房での消費電力が大きいです。
例えば、夏に外気温度40℃、設定温度26℃だとその差は14℃ですが、冬に外気温度3℃、設定温度が25℃なら22℃もの差が出ることになります。
冬の外気温度と設定温度の差は、夏の約1.6倍です!
これだけの温度差を考えれば、電気代は暖房時の方が高くなりますよね。

では、冬にエアコンをつけっぱなしにするのと、こまめにオンオフをするのでは、どちらがお得なのなのでしょうか?
それは、30分から1時間程度の外出時なら、切らない方がお得なんです。
エアコンは設定温度に達するまでフルパワーで運転し、部屋が暖まったら温度をキープする運転に変わります。つまり、最も消費電力がかかるのは立ち上がりなんです。
そのため、エアコンを消して室温が下がってしまうと、再びつけた時に消費電力量の多いフルパワーで運転することになります。暖まったらオフ、寒くなってきたらオンにすることを繰り返すと、余計な電力がかかるため、部屋にいるなら基本的にはつけっぱなしがお得と言えるでしょう。

また、1〜2時間の外出をするときも、外気と室内の温度が3℃以下ぐらいの違いなら、つけっぱなし運転を行った方が電気代は抑えられます。
そして、エアコンは消費電力が少ない暖房器具です。
エアコンには、空気中の熱を利用して室内を暖めるヒートポンプ式が採用されています。ヒーターで暖める電気ストーブなどに比べ、約5倍も効率が良いと言われる暖房器具です。

最後に電気代を抑えるエアコンの使い方は?
1. フィルター掃除をこまめにおこなう
2. 室温は20℃になるよう設定する
3. 風量は「自動」に設定
4. 窓の断熱対策(カーテンを閉める)などです。

クリーンルームについて

今回はクリーンルームについてご紹介させていただきます。
クリーンルームとは文字通り「きれいな部屋」ですが、ここでのクリーンルームの意味は「目に見えない微粒子や細菌、ホコリやゴミなどを取り除き、温度、湿度を快適な状態にして外部からゴミが侵入しないように、室圧を制御した部屋」となります。
主に工場の製造ラインや病院の手術室、実験室などがクリーンルームの対象ですが、それぞれクリーンルームのきれいさ(清浄度)が異なりJIS規格またはISO規格によって定められています。
半導体を製造する工場などは、徹底した塵埃管理が施されています。
クリーンルームの4原則は「持ち込まない」「発生させない」「堆積させない」「除去する」であり、それらを守るような空調システムを設計しなければなりません。
当社ではこれまで様々なクリーンルームの施工を行い、お客様にご満足いただいております。
現在クリーンルームをご検討されているお客様はもちろん、その他お困りの点などございましたら、当社へご連絡いただけますと幸いです。

フロン排出抑制法って知ってますか?

修理に伺った際お客様から「フロン排抑法って何ですか?」と問いかけられて慌てた私がいました。私は、入社6カ月でその法律を熟知していなかったために正確に答える事ができませんでした。
帰社して先輩にその話をすると「案内文書があるよ」と言われ、すぐにお客様に説明するという修理マンとして恥ずかしい出来事がありました。
その後は、案内文書をサービスカーに常備してお客様に渡すようにしています。

フロン排出抑制法は下記の内容になります。

1. 業務用空調冷凍機・・・3カ月に1回簡易点検が必要です。(お客様でもできます)

2. エアコン7.5kw~50kw未満・・・3年に1回定期点検が必要です。

3. エアコン50kw以上・冷凍冷蔵7.5kw以上・・・1年に1回定期点検が必要です。

お客様のご使用されている機器が、上記の条件に当てはまらないか確認することが大切なことだと思います。

定期点検に関しては、特殊測定機器が必要となります。
詳しい説明は当社にお尋ねください。

新年のごあいさつ

明けましておめでとうございます。
旧年中は格別のご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。
様々な業界で人手不足が問題となっている中、昨年は管理職含め8名の社員が入社し、新たな体制を整えました。
本年はその体制の更なる強化に努め、お客様により一層ご満足いただけるような提案・サービスをご提供できるよう、社員一丸となり尽力して参ります。
本年も変わらぬご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
代表取締役 瀬口綾子

霜付き

寒い冬が来ますとエアコンを暖房で使用しますが、暖房中であまり効きが悪いな?と思って外にある室外機を見ると「機械が、雪が積もったかのように真っ白になっている【霜付き】」なんていうような状況を見たとお電話をいただく時期になりました。
そのときに「壊れている」と考えがちですが、しかし壊れていない場合がほとんどです。
ではなんで室外機に霜がつくかというと、暖房使用時は室外機にて冷たい冷媒ガスが流れているのです。
冷たい冷媒ガスが室外機に流れているため、アルミフィンに霜がつきます。
そして室外機は霜がつきすぎないよう定期的に自動で霜を除去する「霜取り運転」を行います。
この「霜取り」を行っている間は一時的に室内機から暖かい風が出ないので、
「あれ?今暖かくないな?」と思ったこともあるのではないでしょうか?
その時は霜取りを行っている可能性があります。
そして、霜を取るとまた暖房での心地よい風が吹いてきますのでお待ちください。
ただし、うっすらと霜がついてる【霜付き】でなく、雪だるまみたいにびっしりと霜がついてる【凍り付き】の状況ですと異常の可能性がありますので注意してください。
また、不具合原因としまして、「室外機ファンの不良・温度センサー不良・室外機フィンの汚れ詰り」などが考えられますので、修理依頼される際は、見た目や気が付いた点をお話しいただけると解決が早くなります。

令和7年度の省エネ補助金に関して

来年、令和7年の政府助成金に関して予算要求が見えてきました。
人気の高い省エネ補助金は令和7年度も引き続き予算要求が行われます。
特に人気のⅢ型:設備単位型ももちろん用意されます。

Ⅲ型の募集要項をおさらいしてみましょう。
以下の基準を満たす工事に対して、設備費用の1/3を国から補助して頂けます。

助成の詳細な内容は以下になります。

一次募集は2025年3月27日から開始となります。
今から準備すれば申請は十分に間に合います。
要件を満たし審査を通過すれば設備投資金額1/3を匡が負担してくれます。
とても魅力的な助成金だと思います。

昨年度は2次募集で予算終了となってしまいました。
空調機器の設備投資をお考えであれば助成金の活用をご検討してみては如何でしょうか。
ご興味のある方は、当社の高須までご連絡を頂けますと幸いです。

空調機のお話

11月に入り急に気温が下がった事で、やっと富士山も雪化粧の始まりです。
さて空調機のお話をさせて頂きますと、夏場の繁忙期も過ぎ、緊急対応のご依頼も少なくなり、冷房から暖房に切り替わる時期となりました。
夏場はとりあえず使える様に直した機器でも寿命を抱えており、結果的に新機種に更新した方が経費の削減に繋がるという事は多々ございます。
どうしても使用頻度が減ると疎かになりがちですが、来年使用した時に動かない。という事を避ける為にも、少しでも気になっている事があればご相談下さい。
あわせて11月、12月は企業様によっては来年度の予算申請も頭によぎる時期ではないでしょうか。
少し気が早い感じもございますが、現場調査、お見積り、ご提案までにお時間を頂く可能性がある為、来期予算取りのお話でも構いませんのでお声がけください。

季節の変わり目

10月下旬に入り過ごしやすい季節となりました。
急激な気温の変化によって体調を崩す方も多いのではないでしょうか。

エアコンの使用頻度も減り、電気代も減り家計の負担も軽くなると思います。
家庭用のエアコンでは、フィルターの自動掃除機能があるものもありますが、あえて自動掃除機能がついていない機種を選定されるお客様もいらっしゃいます。
また自動掃除機能があるからと油断していると、エアコン内のダストBOXが一杯になっており、掃除がしっかりとで出来ていない場合も考えられます。
赤ちゃんやお年寄りがいらっしゃるご家庭は特に注視して頂きたいと思います。
エアコン内に発生したカビ等が、エアコンの風に乗ってまき散らされる可能性は大いにあります。可能であれば月1~2回はフィルター掃除をしたいものです。
とは言うものの、筆者自宅のエアコンについては見て見ぬフリをしてしまうのです。。。

ご家庭や会社のフィルターを掃除して頂きますと、空調機の性能を維持しやすくなります。
弊社でもフィルター清掃作業を実施していますので、「時間が取れない、、、」「やり方がわからない、、、」「プロに作業してもらった方が安心できる!」など、ご連絡を頂ければお伺いさせて頂きます。

フィルター清掃だけでなく、空調機の事でしたらお気軽にご連絡下さい。

地球温暖化対策 新冷媒に変身!

2025年度より、温暖化対策の為エアコンメーカー各社で、冷媒(代替フロン)がR410AからR32というフロンへ変更となります。

R32はオゾン層破壊係数(ODP)がゼロで、地球温暖化係数(GWP)が675であるため、従来冷媒のR410A(GWP・2090)に比べて、環境への影響が低減されます。
また、R32は効率の良い冷媒である為、冷媒充填量もR410Aと比べ30%削減させることが可能です。

地球温暖化係数を良くするために不燃性から微燃性になることにより、次のことが追加となります。
室内の大きさ・間取りや機器の選定などの条件により、追加する事が2つあります。   
(追加設備)
1. 漏えいセンサー+警報機回路
2. 安全遮断弁または、換気装置

以上を追加することにより、年1回以上の点検と5年に1回のセンサー交換が必要になります。
ただし追加設備をしなくてもいいケースの可能性があります!
やらなくていい方法は無いかなとお考えのお客様は、一度、当社【瀬口冷熱工業】にご相談ください。
当社は、空調メーカーの講習会に参加して技術の向上と環境問題の貢献に尽くしていきます。

サービスマンの葛藤

修理したいけど!できない悩み 修理いらないじゃない!

エアコンの修理の依頼があったとき必ず確認することは、故障現象・異常コード表示・製品型名などですが、製品型名(製造年)を聞いた途端に「大変申し訳ありませんが修理ができません」と答えなければならない悔しさが湧き出ます。
なぜお断りをしなければならないのかといいますと、【製造されてから15年以上経っているエアコンの部品供給ができない】からです。
また、部品在庫がたまたまあり取り換えたとしても、試運転時にその他の不具合が見つかるという事があります。
最終的には、エアコンの新規お取替えをしなければならない状況にもなります。
最悪な状況を多少でも解消するために、より具体的な症状や現状を説明いただき、なお、お客様に寄り添った説明と対応を求められることを感じております。
「お取替えをお勧めします」と言いたいところですが、サービスマンの「早く直して差し上げたい」精神が出るとの葛藤のなかで仕事に励んでいる毎日です。

お客様から修理のお電話をいただいた際、型名などをお聞きする中で、詳しい状況を教えていただけることで、電話対応で済んでしまい訪問修理しなくてよかったケースもあります。
・停電後、異常コードなどでお客様ご本人が直せたケース。
・振動や小さい異音がする不具合の解消できたケース。
・高温多湿にて吹出口などから水が漏れる不具合の解消できたケース。など

このように具体的にお話をいただけたことにより無駄な出費を免れたケースもありました。
お客様も不具合に対し丁寧に対応していただくことにより、早い正確な対応が可能になりますので些細なことでもお伝えください。