明けましておめでとうございます。
旧年中は格別のご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。
様々な業界で人手不足が問題となっている中、昨年は管理職含め8名の社員が入社し、新たな体制を整えました。
本年はその体制の更なる強化に努め、お客様により一層ご満足いただけるような提案・サービスをご提供できるよう、社員一丸となり尽力して参ります。
本年も変わらぬご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
代表取締役 瀬口綾子
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霜付き
寒い冬が来ますとエアコンを暖房で使用しますが、暖房中であまり効きが悪いな?と思って外にある室外機を見ると「機械が、雪が積もったかのように真っ白になっている【霜付き】」なんていうような状況を見たとお電話をいただく時期になりました。
そのときに「壊れている」と考えがちですが、しかし壊れていない場合がほとんどです。
ではなんで室外機に霜がつくかというと、暖房使用時は室外機にて冷たい冷媒ガスが流れているのです。
冷たい冷媒ガスが室外機に流れているため、アルミフィンに霜がつきます。
そして室外機は霜がつきすぎないよう定期的に自動で霜を除去する「霜取り運転」を行います。
この「霜取り」を行っている間は一時的に室内機から暖かい風が出ないので、
「あれ?今暖かくないな?」と思ったこともあるのではないでしょうか?
その時は霜取りを行っている可能性があります。
そして、霜を取るとまた暖房での心地よい風が吹いてきますのでお待ちください。
ただし、うっすらと霜がついてる【霜付き】でなく、雪だるまみたいにびっしりと霜がついてる【凍り付き】の状況ですと異常の可能性がありますので注意してください。
また、不具合原因としまして、「室外機ファンの不良・温度センサー不良・室外機フィンの汚れ詰り」などが考えられますので、修理依頼される際は、見た目や気が付いた点をお話しいただけると解決が早くなります。

令和7年度の省エネ補助金に関して
来年、令和7年の政府助成金に関して予算要求が見えてきました。
人気の高い省エネ補助金は令和7年度も引き続き予算要求が行われます。
特に人気のⅢ型:設備単位型ももちろん用意されます。
Ⅲ型の募集要項をおさらいしてみましょう。
以下の基準を満たす工事に対して、設備費用の1/3を国から補助して頂けます。
助成の詳細な内容は以下になります。
一次募集は2025年3月27日から開始となります。
今から準備すれば申請は十分に間に合います。
要件を満たし審査を通過すれば設備投資金額1/3を匡が負担してくれます。
とても魅力的な助成金だと思います。
昨年度は2次募集で予算終了となってしまいました。
空調機器の設備投資をお考えであれば助成金の活用をご検討してみては如何でしょうか。
ご興味のある方は、当社の高須までご連絡を頂けますと幸いです。

空調機のお話
11月に入り急に気温が下がった事で、やっと富士山も雪化粧の始まりです。
さて空調機のお話をさせて頂きますと、夏場の繁忙期も過ぎ、緊急対応のご依頼も少なくなり、冷房から暖房に切り替わる時期となりました。
夏場はとりあえず使える様に直した機器でも寿命を抱えており、結果的に新機種に更新した方が経費の削減に繋がるという事は多々ございます。
どうしても使用頻度が減ると疎かになりがちですが、来年使用した時に動かない。という事を避ける為にも、少しでも気になっている事があればご相談下さい。
あわせて11月、12月は企業様によっては来年度の予算申請も頭によぎる時期ではないでしょうか。
少し気が早い感じもございますが、現場調査、お見積り、ご提案までにお時間を頂く可能性がある為、来期予算取りのお話でも構いませんのでお声がけください。

季節の変わり目
10月下旬に入り過ごしやすい季節となりました。
急激な気温の変化によって体調を崩す方も多いのではないでしょうか。
エアコンの使用頻度も減り、電気代も減り家計の負担も軽くなると思います。
家庭用のエアコンでは、フィルターの自動掃除機能があるものもありますが、あえて自動掃除機能がついていない機種を選定されるお客様もいらっしゃいます。
また自動掃除機能があるからと油断していると、エアコン内のダストBOXが一杯になっており、掃除がしっかりとで出来ていない場合も考えられます。
赤ちゃんやお年寄りがいらっしゃるご家庭は特に注視して頂きたいと思います。
エアコン内に発生したカビ等が、エアコンの風に乗ってまき散らされる可能性は大いにあります。可能であれば月1~2回はフィルター掃除をしたいものです。
とは言うものの、筆者自宅のエアコンについては見て見ぬフリをしてしまうのです。。。
ご家庭や会社のフィルターを掃除して頂きますと、空調機の性能を維持しやすくなります。
弊社でもフィルター清掃作業を実施していますので、「時間が取れない、、、」「やり方がわからない、、、」「プロに作業してもらった方が安心できる!」など、ご連絡を頂ければお伺いさせて頂きます。
フィルター清掃だけでなく、空調機の事でしたらお気軽にご連絡下さい。

地球温暖化対策 新冷媒に変身!
2025年度より、温暖化対策の為エアコンメーカー各社で、冷媒(代替フロン)がR410AからR32というフロンへ変更となります。
R32はオゾン層破壊係数(ODP)がゼロで、地球温暖化係数(GWP)が675であるため、従来冷媒のR410A(GWP・2090)に比べて、環境への影響が低減されます。
また、R32は効率の良い冷媒である為、冷媒充填量もR410Aと比べ30%削減させることが可能です。
地球温暖化係数を良くするために不燃性から微燃性になることにより、次のことが追加となります。
室内の大きさ・間取りや機器の選定などの条件により、追加する事が2つあります。
(追加設備)
1. 漏えいセンサー+警報機回路
2. 安全遮断弁または、換気装置
以上を追加することにより、年1回以上の点検と5年に1回のセンサー交換が必要になります。
ただし追加設備をしなくてもいいケースの可能性があります!
やらなくていい方法は無いかなとお考えのお客様は、一度、当社【瀬口冷熱工業】にご相談ください。
当社は、空調メーカーの講習会に参加して技術の向上と環境問題の貢献に尽くしていきます。

サービスマンの葛藤
修理したいけど!できない悩み 修理いらないじゃない!
エアコンの修理の依頼があったとき必ず確認することは、故障現象・異常コード表示・製品型名などですが、製品型名(製造年)を聞いた途端に「大変申し訳ありませんが修理ができません」と答えなければならない悔しさが湧き出ます。
なぜお断りをしなければならないのかといいますと、【製造されてから15年以上経っているエアコンの部品供給ができない】からです。
また、部品在庫がたまたまあり取り換えたとしても、試運転時にその他の不具合が見つかるという事があります。
最終的には、エアコンの新規お取替えをしなければならない状況にもなります。
最悪な状況を多少でも解消するために、より具体的な症状や現状を説明いただき、なお、お客様に寄り添った説明と対応を求められることを感じております。
「お取替えをお勧めします」と言いたいところですが、サービスマンの「早く直して差し上げたい」精神が出るとの葛藤のなかで仕事に励んでいる毎日です。
お客様から修理のお電話をいただいた際、型名などをお聞きする中で、詳しい状況を教えていただけることで、電話対応で済んでしまい訪問修理しなくてよかったケースもあります。
・停電後、異常コードなどでお客様ご本人が直せたケース。
・振動や小さい異音がする不具合の解消できたケース。
・高温多湿にて吹出口などから水が漏れる不具合の解消できたケース。など
このように具体的にお話をいただけたことにより無駄な出費を免れたケースもありました。
お客様も不具合に対し丁寧に対応していただくことにより、早い正確な対応が可能になりますので些細なことでもお伝えください。

防災訓練
当社は、2024年2月にBCPを策定し、
9月2日にBCP(事業継続計画)を基に防災訓練を行いました。
まず避難場所と安否確認の手順を全員で確認しました。
また、不測の事態でも慌てずに対応できるように事務所2Fに備えているAEDの使い方を動画にて再確認しました。
そして実際に、非常用のエンジン発電機の運転方法の確認や訓練用の水消火器を使った消火訓練を行いました。
非常用発電機の燃料はガソリンなので、長期保管時には、キャブレター内のガソリンを使い切らないと発電機が壊れてしまいます。
約1時間のBCPに基づいた防災訓練でしたが、いざ発災となった時に、BCPに従って行動すれば被害を最小限にでき、全員で事業を元通りに復旧出来る事を確認した有意義な1日でした。

エアコン電気代の節約
エアコンは夏のピーク時における家庭の電力消費の約6割を占めます。
8月も終盤となりましたが、まだまだ暑さ真っ盛りの感じですね。
エアコンなしでは家に居られない、
というよりも・・・・・
皆さん、熱中症対策で家に居ればエアコンを常時運転だと思います。
電気代も凄く値上げされたので、誰もがエアコンを効率的に使いたいと思っている事でしょう。
そこで今回は、簡単にできるエアコン電気代節約術の話をします。
それは、エアコンのフィルター清掃と室外機回りの片づけです。
なーんだと思わずに、最後までお付き合いを頂くと良い事あるかもです。
当社は、国内の主要全メーカーのエアコンを取り扱っており、機器選定、据付工事、メンテナンスに約50年の経験があります。
某メーカーさんが、『エアコンのフィルター掃除や室外機周辺の片付けによる具体的な節電効果を探るため、実際の住宅に設置されているエアコンを使った実験』を行ないました。
1.実験で分かった事
①実験は10年以上前のエアコンと、約3年分のホコリが溜まったフィルターを用いて行いました。
その結果、「フィルター掃除」をした場合、しなかった場合と比べて約5割(48.9%)のムダな消費電力量を削減できました。
②「フィルター掃除」と「室外機周辺の片付け」を実施した場合、しなかった場合と比較して「消費電力量は半減(105.1%のムダな消費電力量を削減)」出来ました。
2.実験結果から推奨する事
①エアコンフィルターを2週間に一回程度の頻度で清掃する。
②エアコン室外機回りには物を置かない。
3.掃除や片付け後の節約効果は?
①フィルター清掃した場合は4ヶ月あたり約3200円の節約!
②フィルターの清掃と室外機の周りの片づけをした場合は4ヶ月あたり約6880円の節約!
ちょっとした手間を掛ければ、少しでも節約が出来ると思います。

猛暑や梅雨のエアコン結露
最近多発している緊急コールの一例です。
お客様:「エアコンが冷えるんですが、急にエアコンの吹き出し口から水が落ちてきて水漏れを起こしているんですが修理願いますか?」
当社担当:「お客様のエアコンにはエラーが出てますか?」
お客様:「エラーは出てないんだけと漏れるの」
当社担当:「では、設定温度は何度ですか?」
お客様:「普通なら27℃くらいなんだけど暑いので20℃にしました」
当社担当:「その状況は故障不具合ではありません。エアコンの冷たい風が吹出口にあたり結露して落ちる水滴ですから、設定温度を27℃にしてお使いください」
例えば、梅雨の日の条件を「30℃・相対湿度80%」とします。この場合、飽和状態(水滴)となるのは26℃となります。つまり4℃下がるもしくは、4℃低いものに触れることで結露になってしまうのです。
つまり、湿度が高い梅雨の時期は、よりわずかな温度変化により結露が発生しやすい環境であると言えます。
では、結露を放置しているとどんな影響がある?
1 カビやダニの発生
カビが発生しやすい条件は、温度・湿度・栄養が密接に関係しています。
2 温度
5~35℃前後の条件下で生育すると言われていますが、20℃~30℃の温度帯がカビにとって最も繁殖しやすい条件と言われています。
3 湿度
カビは湿度を好み、60%を超えたあたりから繁殖に適した湿度となります。
4 栄養
カビは様々なものを栄養としますが、ホコリなども栄養源となります。
温度差を発生させない。
室内温度を下げ過ぎない。
エアコンで室温を下げ過ぎないことも重要です。